中学受験を考えている家庭ではいつごろから対策を始めるべきなのか!?
中学受験はいつごろから始めるべきなのか!?
小学生の子供を持つ親であれば、中学受験をしようと思っていることも多いでしょう。中には小学校受験を経験している家庭もあると思います。小学受験に失敗したけど中学受験では絶対に合格するんだというケースです。
もちろん、今現在私立の小学校に通っているけれど、もっと上のレベルの中学校に入るために中学受験を考えているご家庭もあるはずです。今は都心部を中心として中学受験は非常に人気もあるので、しっかりと準備が必要になってきます。
小学校生活は6年間もありますので、まだまだ十分に受験までは時間があると思うかもしれませんが、意外とあっという間に過ぎてしまいます。なるべく早いうちから受験を意識していかないと手遅れにもなりかねませんので注意が必要です。
そもそもここまで中学受験が人気があるのは、中高一貫教育にも大きく関わっていると思います。本来は中学校は義務教育ですので無理に受験をする必要はありません。
でも、多くの子供は高校への進学を希望するのですが、その際には受験が必要になってしまうのです。でも、今は多くの私立の学校を中心として中高一貫教育を行っています。中高の6年間を通じて長期的に子供の学力を伸ばすように学校独自の個性を打ち出しているのです。
もちろん、高校からこのような中高一貫校へ進学することも可能ですが、せっかく中高一貫で独自の方針で教育をしているのですから、中学で入学するほうがいいですよね!
なので、ますます中学受験での人気は高まっていきますし、人気が高いということは合格も競争が激しいということになるのです。
では、そんな中学受験ですがいつごろから始めることが必要なのでしょうか?
・多くの家庭で小学4年生くらいから受験勉強を意識します!
小学校で習うことは非常に膨大です。ただ、そのような6年間で学ぶことでも主に中学入試で実際に出題される内容は小学校4年~6年で習うことです。それまでの小学3年生までに習うことは高学年で学習することの基礎固めと考えてもいいでしょう。
本格的な受験対策というのであれば小学4年生以降となってきます。なので、この時期くらいから受験対策の一環として塾に通う子供がでてきますし、塾でも受験対策を意識したクラスを設けていることが多いです。
中学受験をするということを決めているのであれば、少し早いと思うかもしれませんが小学4年生になった段階で始めるべきです。今から習う内容は本試験で出題されるかもしれないと思うと少し気持ちが引き締まるでしょう。
・まだ学校の授業について行けていないのであれば早いうちに基礎固めを!
ただ、あまり受験のことを意識しないで小学3年生までを過ごしてきたという子供であると、学校の授業もあまり追いついていないし、特に算数の基本的な足し算・引き算・掛け算・割り算なども十分に出来ないということもあるでしょう。
このような状況でいきなり受験対策の塾に通っても正直実力的に厳しい状況です。なので、まずは小学校3年生までの基本的な事を急いでマスターするようにするべきでしょう。少し気持ちがせることもあるかもしれませんが、基本が全く身についていない状態で先に進んでも上手くはいきません。
これまでに学んできたことはそれほど難しいことはないはずです。とにかく基本問題を毎日繰り返し解くことが大切になってきます。ここをしっかりとしておかないと受験勉強で非常に苦労をすることになってしまいますので、手を抜かずにしっかりと復習をするようにしましょう。
・小学校5年生から始める場合には早く皆に追いつくことが大切です!
小学校5年生になってから中学受験を考え始めるというご家庭もあります。早い子はすでに受験勉強をしていますので、少し後れをとっているのはありますが、まだまだ2年間もありますので、特に慌てる必要はありません。
ただ、最初の頃は塾などに通っても周囲の子供の学力や授業の内容に戸惑いを感じることがあるかもしれません。特に算数などでは小学校の授業の内容よりもかなり難しい問題を解くことが多いですので、全く解けないと思うかもしれません。
なので、これまでの復習もしながら、小学5年で習うことも同時に進めていかなければならないので、最初は少し大変でしょうが1~2か月もすればすぐにペースについていけるようになるはずです。
焦って中途半端な理解で先に進んでも意味がありませんので、とにかくじっくりと時間をかけて完全に理解をすることを心がけていけば全く問題はないはずです。
・小学6年生になって中学受験を目指すのであれば優先順位を考えて勉強する!
小学6年生になってから中学受験を目指す子供もいるでしょう。これまでに塾などに通わないでもしっかりと勉強の基礎ができている子供であればじきに塾での学習内容にもついていけるでしょうが、あまり基礎ができていない子供ですと苦戦は避けて通れません。ただ、本番の試験当日に最高潮の学力に持っていくことだけを考えていくべきです。
なので、今はあまりテストなどで良い点数が取れなくてもそれは仕方がないと割り切って考えるべきです。ただ、試験範囲は非常に広いですので、1年間という限られた時間の中である程度計画を立てながら勉強を進めていく必要があります。
特に苦手な科目をどうやって克服していくのかは重要です。親子でしっかりと勉強の優先順位を考えていかないとすべてをこなしていくことは大変です。ただ、1年間しっかりと勉強をすることが出来れば、多くの子供は劇的に成績が上がります。本番試験やその1か月くらい前に成績をピークにするつもりで十分でしょう。